うつわへのこだわり
水香苑の うつわへのこだわり
味だけでなく、目でも楽しんでいただけるよう、当店ではうつわにもこだわっております。
ツヤのある美しいうどんや、自慢の天麩羅が更に引き立つ黒いうつわは、青森の津軽金山焼。
ひとつひとつ丁寧に作られており、シンプルな黒に見えますが、緋襷(ひだすき)が走っており、よく見ると全て違う景色になっています。
うどん鉢、タレ猪口や薬味皿などは、お隣栃木県の益子焼。
岩下清先生に水香苑オリジナルとして作っていただき、世の中に2つとしてない器になっております。
手作りのうつわの温かみを感じていただけるかと存じます。
■益子焼(陶芸作家 岩下清先生 作)
■津軽金山焼
水香苑では、釉薬混*のかかっていない、ザラザラしたうつわ(ざるうどんや天ぷらのお皿、一品料理の小皿など)と、釉薬のかかっている、ツルツルしたうつわ(うどん猪口や塩入、かけうどんの鉢など)を使っています。
*釉薬(ゆうやく、うわぐすり)は、陶磁器や琺瑯の表面をおおっているガラス質の部分である。
ザラザラしたうつわは、青森県五所川原市、津軽金山焼。ツルツルしたうつわは、栃木県益子町、岩下清先生に作っていただいています。 お料理に合うよう、窯元とサイズや形、釉薬、釉薬のかけ方を相談しながら作り上げました。
ざるうどんやもりうどんと言えば、"ざる"にうどんが載っているイメージをいたしますが、お皿にした理由は?
私はいつもお客様に「〇〇用のうつわ」というより、楽しんで何にでも使ってみてくださいとご提案しています。たとえば飯碗と名前がついていても、小鉢や汁碗としても使えますし、スープカップはサラダ鉢やデザートカップとしても使えます。
うつわのセレクトショップ Riyon オーナー 諏訪美和子さん
―これらのうつわを選んだ理由やキッカケはどんな思いからですか?
うどんや天ぷらなどの素材にこだわっている料理人さんと、お客様が楽しそうにお食事をしている姿を想像し、まるで自分のお店のような気持ちで選びました。
お店のイメージに合う、それでいて馴染みすぎないうつわ。映えるうつわ。そのように絞っていくと、自ずと選ぶうつわのイメージは絞られました。
お料理が運ばれてきたとき、味覚より先に感じるのは視覚です。単に「うどんが美味しかった」ではなく、目でも楽しんでいただきたいと思いました。
伊香保温泉に観光に来られた方が、温泉もよかったけど、水沢うどんも 最高だった!という想い出が残る様に。
また、高崎駅の店舗では、地元の方も観光やお仕事で来られている方も、ただ お腹を満たすための場所ではなく、ほっとひと息つける、癒されるような時間に なるといいなという想いを込めました。
―お食事するお客様にはうつわのどんな部分を楽しんでいただきたいですか?
ざるうどんの黒いうつわは、1350度という高温で、約5日間、 薪をくべ続けて焼かれたものです。
同じ窯の中でも、炎のあたり方で焼き上がりの色が違いますし、藁によって出来た景色も異なります。お料理とのコントラストや余白が綺麗ですし、主役のうどんを食べ終えた後に見えるうつわの景色もお楽しみいただけたらと思います。
また、岩下先生の元へは何度も足を運び、釉薬の色味やかけ方など、打ち合わせと試作を重ねていただきました。
益子らしい素朴さや温かみを感じていただけたらと思います。
うつわのセレクトショップ
Riyon オーナー 諏訪美和子さん
埼玉県熊谷市別府5-80-3
TEL 048-533-9533 Riyon 公式サイト
https://riyon.base.shop